愛媛県で転職する薬剤師が知っておきたいこと｜年収・求人動向まとめ

※本記事は、事業者(リクルート様、マイナビ様など)のアフィリエイトプログラムにより広告収益を得て運営しております。 掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容等は当サイトが独自に記載しています。

「愛媛県で転職することになったけど、どんなところだかわからない…」 「希望どおりの職場で働けるかな？」

違う都道府県に転職するとなると不安も大きいですよね。

そんな不安を抱えている方のために、この記事では愛媛県の薬剤師の平均年収や求人動向などを踏まえ、理想の職場を見つけるための方法をご紹介します。 愛媛県で転職する薬剤師の方はぜひ最後までお読みください。

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

※2023年10月時点、ココファーマ調べ

愛媛県の求人数ランキング
マイナビ薬剤師	愛媛県求人数 617件	詳細
薬キャリAGENT	愛媛県求人数 448件	詳細
ファルマスタッフ	愛媛県求人数 415件	詳細

愛媛県の薬剤師の年収は平均年収よりも高め

薬剤師の年収は都道府県によって大きく異なり、最大で約300万円もの差が生まれます。自分が働く地域の年収がどれくらいなのかをあらかじめ確認しておくと、求人選びの基準がもてるようになります。

2018年における愛媛県の薬剤師年収は623.5万円（全国第7位）です。薬剤師の平均年収である約543万円と比べると高い数字となっています。

どうして愛媛県で働く薬剤師の年収は高いの？

各都道府県の薬剤師の平均年収を決定するのは「平均年齢」「平均労働時間」「人口10万人当たりの薬剤師数」の3つです。それぞれ年収にどのような影響を与えるのか見ていきましょう。

ここからは実際に愛媛県と全国平均を比較して、愛媛県の薬剤師年収が高い原因を探っていきます。

※出典：厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」

	愛媛県平均	全国平均
平均年収	623.5万円	約543万円
平均年齢	41.8歳	39歳
月間労働時間	185時間	174時間
人口10万人当たりの薬剤師数	170人	181.3人

愛媛県では「月間労働時間」の項目が全国平均より長いため、平均年収も高くなっていると考えられます。
平均年収が高いからいって良い条件の求人が多いというわけではなく、単に労働時間が長いというケースも多く存在します。

愛媛県では全国平均と比べて薬剤師の数が足りておらず、高年収など条件の良い求人は市場に出回っている可能性が高いといえます。よって平均よりも高い年収で働くことも十分可能です。

愛媛県の薬剤師求人動向

愛媛県の薬局・病院数を見てみると、全国平均に対して薬局は施設数が少なく、病院は多い結果となっています。また医薬分業率も全国平均が71%に対して愛媛県は58.7%と、医薬分業があまり進んでいない地域だといえます。

このような状況から薬局・病院数は今後増えていき、施設数の増加に伴って薬剤師の需要が増加していくことも予想されます。

※出典：日本医師会「JMAP 地域医療情報システム」

施設種類	施設数	10万人当たりの施設数
		愛媛県	全国平均
薬局	584	42.16	46.24
病院	135	9.75	6.51

＊2019年3月時点

また愛媛県の医療計画によると、愛媛県ではかかりつけ薬剤師によるプライマリ・ケアの推進と、在宅医療体制の整備を目標としていることがわかります。
そのため今後かかりつけ薬剤師や在宅医療の需要が増えてくることは明らかだといえます。

【地域別】愛媛県の薬剤師の働き方

ここまで愛媛県の薬剤師の平均年収や求人動向についてご説明してきました。しかし、同じ都道府県でも働く地域によって働く条件は変わってきます。

地域の働き方の違いは「高齢化率」と「人口10万人当たりの人員数」の2つの指標からわかります。それぞれどんな違いがあるのでしょうか？

ここからは実際に市区町村別の数値を見て、自分が働きたい地域がどのような特徴をもっているのか確認しましょう。

※出典：内閣府

市区町村	高齢化率	薬剤師数	人口10万人当たりの人員数
全国平均	27.7%	ー	103.53人
愛媛県平均	32.1%	ー	94.28人
松山市	26 ％	555 人	107.8 人
今治市	33.5 ％	153人	96.77 人
宇和島市	36.4 ％	71人	91.65人
八幡浜市	37.5 ％	35 人	100.14 人
新居浜市	30.8 ％	114人	95.08人
西条市	30.7 ％	84人	77.65 人
大洲市	33.8 ％	41人	93 人
伊予市	31.5 ％	28 人	76.03 人
四国中央市	30.2 ％	59 人	67.5人
西予市	40.8 ％	35人	89.93 人
東温市	27.8 ％	55人	158.9 人
上島町	42.5 ％	1人	14.02人
久万高原町	47.4 ％	6人	71.03 人
松前町	29 ％	21人	69.85人
砥部町	30 ％	9 人	42.37 人
内子町	38.1 ％	9人	53.76人
伊方町	43.1 ％	0人	0人
松野町	42.5 ％	3 人	73.67 人
鬼北町	42.2 ％	7人	65.39人
愛南町	39.9 ％	20人	91.32人

＊2019年3月時点

都心部は薬剤師が充足しており、好条件の求人を探すのは困難

表を見てもらえばわかるように、松山市、今治市、八幡浜市、新居浜市、東温市以外の地域では比較的薬剤師は充足していません。中には高齢化が進んでいるエリアもあります。

松山市内は交通の便が良い人気のエリアであることに加え、松山大学に薬学部があり、新卒薬剤師が集まりやすくなっています。

「高年収」「残業なし」などの好条件で働くことを希望している場合は、少し希望範囲を広げて求人を探すことをおすすめします。

地方に行けば行くほど高齢化率が高くなる傾向あり

愛媛県に限らずどの都道府県でもいえることですが、地方に行くほど高齢化率が高くなり、より患者と密に関わることが多くなります。
また薬剤師として働くこと以外にも、どのような地域で暮らしたいかを考えて転職をするとより満足のいく生活を送れるでしょう。

愛媛県での転職を成功させるには転職エージェントの利用がおすすめ

ここまで地域ごとにどのような特色があるのかについてご説明しました。
しかし、自分で求人を探して一つの職場に絞るのは時間も労力もかかります。

また自分で求人を探す場合、職場の人間関係や雰囲気などの内部環境まではわからず、転職後「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースもありえます。

そこでおすすめなのが薬剤師転職エージェントの利用です。

転職エージェントは実際に求人を出している企業や医療機関に訪問しているので「人間関係」や「職場の雰囲気」などを肌で感じています。それを求職者である薬剤師に事前に教えてくれるため、転職後のミスマッチが起きる可能性を減らせます。

また、転職エージェントはそれぞれ一般に公開している求人よりも条件のいい「非公開求人」を保有しています。薬剤師が足りない地域はもちろん、充足している地域であっても好条件の求人を紹介してもらえる場合があります。

薬剤師転職エージェントはどれでもいいわけじゃない

転職エージェントのメリットをご紹介しましたが、どの転職エージェントでもいいわけではありません。
愛媛県での転職に最適な転職エージェントを探すには、「愛媛県の求人数」「愛媛県内もしくは周辺に支店があるか」「サポートが充実しているか」の3つのポイントで比較しましょう。

特に重視したいのが「愛媛県内もしくは周辺に支店があるか」です。支店がある場合、地方であってもエージェントが求人先に訪問し、より詳しい職場の雰囲気や地域特性を把握することができます。

「A薬局は車がないと通勤が難しいです」「B薬局にはベテランの職場を仕切る薬剤師がいるのであまりおすすめできません」

このような求職者が欲しい情報は支店があるからこそ教えてもらえるのです。
それを踏まえて、大手転職エージェントｓを比較してみましょう。

【愛媛県での転職におすすめ！薬剤師転職エージェント3社比較】

※2023年10月時点、ココファーマ調べ

おすすめの転職サイト	愛媛県の求人数	周辺の支店	フォロー充実度
マイナビ薬剤師	617件	広島支社	◎
	豊富な求人数を保有しているため、駅チカ家チカ要望に対応可能 全国15ヶ所にオフィスがあり地方でも対面面談を実施 履歴書の添削や面接同行・給与交渉などのトータルサポートに自信 登録はコチラ
ファルマスタッフ	415件	広島支店	○
	年収600万円・時給4,000円以上の好条件求人を毎日更新 日本調剤グループのノウハウを生かした教育・研修制度が充実 派遣求人が豊富 登録はコチラ
薬キャリAGENT	448件	×	○
	最短即日最大10件の求人を紹介 コンサルタントと電話で話すだけのスムーズな転職が可能 「産休・育休取得実績あり」などママ薬剤師向け求人検索が充実 登録はコチラ

薬剤師が愛媛県に転職をする際に確認しておきたい2つのポイント

特に求人票の情報のみで判断をしてしまうと、転職後のミスマッチが起きる可能性が高いので注意が必要です。
ここからは転職する際に必ず確認しておくべき項目を2つご紹介します。

• 通勤手段・時間
• 職場の人間関係

（1）通勤手段・時間

愛媛県に限らず異なる都道府県に転職する場合、通勤の手段と時間を確認しておかないと通勤に苦労してしまう可能性が高いです。

意外と盲点なのが、通勤手段です。地域によっては徒歩・電車ではなく車を使う場合や、電車の本数が1時間に1本しかない場合など、交通の利便性は大きく変わります。通勤時間だけでなくどの交通手段を利用するのかまで確認するようにしましょう。

（2）職場の人間関係

患者層と同様、住んでいる地域が違うと職場の雰囲気も異なります。違う都道府県に転職をする際に、「職場の雰囲気になじめない」というケースが多発しています。

しかし求人の情報や企業のHPではいいことしか書かれていないことが多く、インターネットを利用して自分で調査するには限界があります。

そこで職場の人間関係や雰囲気を把握するために、「職場見学」をすることをおすすめします。
実際に自分の目で見て確かめることで、実際に働くイメージも湧きます。今住んでいる地域から遠い職場であっても、転職前に一度は職場見学に行ってみると失敗を防ぐことができます。

【コラム】薬剤師が異なる都道府県に転職する際のアドバイス

最後に都道府県を変えて転職をする際に気をつけたいポイントをまとめました。

転職をしたら、保険薬剤師登録の変更をする

都道府県をまたいで転職をする場合、保険薬剤師の変更手続きが必要になります。30日以内に届けを出しましょう。

転職先は引っ越しをする前に決めておくのがベター

引っ越しをしてから仕事を探すとブランク期間が生まれてしまいます。できれば転職をする前に職場を決めておきましょう。

引っ越しが多い場合はパート・派遣という働き方もあり

配偶者の転勤が多く、それに伴って働く地域を頻繁に変わる・短期間のみの仕事を希望する場合は正社員ではなく、派遣やパートの働き方の選択肢ももって転職活動をしましょう。
一度正社員になってしまうと、退職手続きなどに手間がかかりますが、派遣やパートであれば正社員ほど面倒な手続きはほとんどありません。

中でも派遣薬剤師は時給相場が約3,000円と高時給で働ける場合も多いため、派遣で働く人が増えてきています。もし興味があれば、検討してみてはいかがでしょうか？

• 【400名に聞いた】新型コロナウイルスによる薬剤師の転職事情の変化
• 30代薬剤師は理想の職場に転職できる？おすすめの職種も大公開　
• 薬剤師は入社1年目での転職が可能？成功談や転職理由も紹介
• 化粧品メーカーで働く薬剤師の仕事内容！関連資格や転職の秘訣も紹介