山口県で転職する薬剤師が知っておきたいこと｜年収・求人動向まとめ

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「山口県で転職することになったけど、どんなところだかわからない…」 「希望通りの職場で働けるかな？」

違う都道府県に転職するとなると不安も大きいですよね。

そんな不安を抱えている方のために、この記事では山口県の平均年収や求人動向などを踏まえ、理想の職場を見つけるための方法をご紹介します。 山口県で転職する薬剤師はぜひ最後までお読みください。

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

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山口県の薬剤師の年収は全国平均年収よりも高め

薬剤師の年収は都道府県によって大きく異なり、最大で年収に約200万円もの差が生まれます。自分が働く地域の年収がどれくらいなのかをあらかじめ確認しておくと、求人選びの基準がもてるようになります。

2018年における山口県の薬剤師の年収は559.6万円（全国第12位）です。全国平均年収の約543万円と比べると少し高い数字となっています。

どうして山口県で働く薬剤師の年収は高いの？

各都道府県の年収を決定するのは「平均年齢」「平均労働時間」「人口10万人当たりの薬剤師数」の3つです。それぞれ年収にどのような影響を与えるのか見ていきましょう。

ここからは実際に山口県と全国平均を比較して、山口県の薬剤師の年収が高い原因を探っていきます。

	山口県平均	全国平均
平均年収	559.6万円	約543万円
平均年齢	41.8歳	39.0歳
月間労働時間	179時間	174時間
人口10万人当たりの薬剤師数	200.7人	181.3人

※出典：厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」

山口県では「月間労働時間」の項目が全国平均より高いため、平均年収も高くなっています。
平均年収が高いからといっていい条件の求人が多いというわけではなく、単に労働時間が長いというケースも多く存在します。

山口県では全国平均と比べて薬剤師の人数が多いため、高年収など条件のいい求人を探すには少し苦労するかもしれないといえます。転職エージェントなどをうまく活用することで平均よりも高い年収で働くことも十分可能です。

山口県の薬剤師求人動向

山口県の薬局・病院数を見てみると、どちらも全国平均に対して施設数が多い結果となっています。また医薬分業率も全国平均が71%に対して山口県は75.8%と、医薬分業が進んでいる地域だといえます。

このような状況から薬局・病院数は今後増えていき、施設数の増加にともなって薬剤師の需要も増加していくことが予想されます。

施設種類	施設数	10万人当たりの施設数
		山口県	全国平均
薬局	813	55.03	45.08
病院	145	10.32	6.56

※出典：日本医師会「JMAP 地域医療情報システム」 ＊2019年3月時点

また山口県の医療計画によると、山口県ではかかりつけ薬剤師によるプライマリ・ケアの推進と、在宅医療体制の整備を目標としていることがわかります。
そのため今後かかりつけ薬剤師などの需要が増えてくることが予想されます。

【地域別】山口県の薬剤師の働き方

ここまで山口県の薬剤師の年収や求人動向についてご説明してきました。しかし同じ都道府県でも働く地域によって働く条件は変わってきます。

地域の働き方の違いは「高齢化率」と「人口10万人当たりの人員数」の2つの指標からわかります。それぞれどんな違いがあるのでしょうか？

ここからは実際に市区町村別の数値を見て、自分が働きたい地域がどのような特徴をもつているのか確認しましょう。

市区町村	高齢化率	薬剤師数（人）	人口10万人当たりの人員数（人）
全国平均	27.7 %	ー	103.53 人
山口県平均	33.4 %	ー	106 人
下関市	33 ％	299	111.35
宇部市	30.5 ％	196	115.68
山口市	27.3 ％	180	91.18
萩市	39.6 ％	44	88.78
防府市	29.1 ％	111	95.74
下松市	28.7 ％	55	98.55
岩国市	33.5 ％	155	113.34
光市	33.7 ％	45	87.6
長門市	39.7 ％	38	107.23
柳井市	36.6 ％	52	157.84
美祢市	37.8 ％	18	68.81
周南市	30.8 ％	166	114.61
山陽小野田市	31.3 ％	94	149.99
周防大島町	51.9 ％	11	63.96
和木町	25 ％	4	63.64
上関町	53.7 ％	0	0
田布施町	33.8 ％	4	26.11
平生町	39.7 ％	16	125.02
阿武町	46.4 ％	1	28.88

※出典：内閣府「平成30年版高齢社会白書（概要版）－高齢化の状況」 ＊2019年3月時点

山口市は薬剤師が充足しており、好条件の求人を探すのは困難

表を見てもらえばわかるように、山口市を中心に防府市や岩国市、周南市など比較的全エリアで薬剤師が充足しています。
山口市内は交通の便が良い人気のエリアでありますが、県内に薬学部はありません。
「高年収」「残業なし」などの好条件で働くのは、山口県では難しいといえます。

地方部に行けば行くほど高齢化率が高くなる傾向あり

山口県に限らずどの都道府県でもいえることですが、地方部に行くほど高齢化率が高くなり、より患者と密に関わることが多くなります。
また薬剤師として働くこと以外にもどのような地域で暮らしたいかを考えて転職をするとより満足のいくを送れるでしょう。

山口県での転職を成功させるには転職エージェントの利用がおすすめ

ここまで地域ごとにどのような特徴をもっているのかについてご説明しました。
しかし自分で求人を探して一つの職場に絞るのは時間も労力もかかります。

また自分で求人を探す場合、職場の人間関係や雰囲気など内部環境まではわからず、転職してから「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースもありえます。

そこでおすすめなのが薬剤師転職エージェントの利用です。

転職エージェントは実際に求人を出している企業や医療機関に訪問しているので「人間関係」や「職場の雰囲気」などを肌で感じています。それを求職者である薬剤師に事前に教えてくれるため、転職後のミスマッチが起きる可能性を減らせます。

また転職エージェントはそれぞれ一般に公開している求人よりも条件のいい「非公開求人」を保有しています。薬剤師が足りない地域はもちろん、充足している地域であっても好条件の求人を紹介してもらえる場合があります。

薬剤師転職エージェントはどれでもいいわけじゃない

転職サイトのメリットをご紹介しましたが、どの転職エージェントでもいいわけではありません。
山口県での転職に最適な転職エージェントを探すには、「山口県の求人数」「山口県内もしくは周辺に支店があるか」「サポートが充実しているか」の3つのポイントで比較しましょう。

特に重視したいのが「山口県内もしくは周辺に支店があるか」です。支店がある場合、地方部であってもエージェントが求人先に訪問し、より詳しい職場の雰囲気や地域特性を把握することができます。

「A薬局は車がないと通勤が難しいです」「B薬局は人間関係がギスギスしているのであまりおすすめできません」

このような求職者が欲しい情報は支店があるからこそ教えてもらえるのです。
それを踏まえて、大手転職サイトを比較してみましょう。

【山口県での転職におすすめ！ 薬剤師転職エージェント3社比較】

おすすめの転職サイト	山口県の求人数	周辺の支店	フォロー充実度
マイナビ薬剤師	613件	広島支店	◎
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薬剤師が山口県に転職をする際に確認しておきたい2つのポイント

特に求人票の情報のみで判断をしてしまうと、転職後のミスマッチが起きる可能性が高いので注意が必要です。
ここからは転職する際に必ず確認しておくべき項目を３つをご紹介します。

• 通勤手段・時間
• 職場の人間関係

（1）通勤手段・時間

山口県に限らず異なる都道府県に転職する場合、通勤の手段と時間を確認しておかないと通勤に苦労してしまう可能性が高いです。

意外と盲点なのが、通勤手段です。地域によっては徒歩・電車ではなく車を使う場合や、電車の本数が1時間に1本しかない場合など、交通の利便性は大きく変わります。通勤時間だけでなくどの交通手段を利用するのかまで確認するようにしましょう。

（2）職場の人間関係

患者層と同様、住んでいる地域が違うと職場の雰囲気も異なります。違う都道府県に転職をする際に、「職場の雰囲気になじめない」というケースが多発しています。

しかし求人の情報や企業のHPではいいことしか書いていないことが多く、インターネットを利用して自分で調査するには限界があります。

そこで職場の人間関係や雰囲気を把握するために、「職場見学」をすることをおすすめします。
実際に自分の目で見て確かめることで、働くイメージも湧きます。今住んでいる地域から遠い職場であっても転職前に一度は職場見学に行ってみると失敗を防ぐことができます。

【コラム】薬剤師が異なる都道府県に転職する際のアドバイス

最後に都道府県を変えて転職をする際に気をつけたいポイントをまとめました。

転職をしたら、保険薬剤師登録の変更をする

都道府県をまたいで転職をした場合、保険薬剤師の変更手続きが必要になります。30日以内に届け出を出しましょう。

転職先は引っ越しをする前に決めておくのがベター

引っ越しをしてから仕事を探すとブランク期間が生まれてしまいます。できれば転職をする前に職場を決めておきましょう。

引っ越しが多い場合はパート・派遣という働き方もあり

例えば家族の転勤などで働く地域が頻繁に変わる・短期間のみの仕事を希望する場合は正社員ではなく、派遣やパートの働き方の選択肢ももって転職活動をするとよいでしょう。
一度正社員になってしまうと、退職手続きなどに手間がかかりますが、派遣やパートであれば正社員ほど面倒な手続きはほとんどありません。

中でも派遣薬剤師は時給相場が約3,000円と高時給で働けるため、派遣で働く人が増えてきています。もし興味があれば、検討してみてはいかがでしょうか？

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