薬剤師の転職時期はいつがベスト?専門家に聞いたおすすめ時期3選

「転職したいけど、タイミングをミスして失敗したくない…」 「転職にベストな時期っていつなんだろう?」
転職するなら、できるだけ条件が良くなる時期に転職活動をしたいですよね。そこでこの記事では企業側の動向を熟知したキャリアカウンセラーの方のお話をもとに、転職活動をするのにベストな時期を探ってみました。
転職する時期で迷っている方はぜひ最後までお読みください。
この記事に書いてあること
薬剤師転職サイトランキング | ||
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正社員向き 対面での面談重視 企業とドラッグストアに強い |
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派遣求人が豊富 充実した教育体制 調剤薬局求人が多い |
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薬剤師の転職にベストな3つの時期
1年の中でどの月に転職するのが理想なのでしょうか? さまざまな視点から見たおすすめの時期の中から、3つをお伝えします。
- 【好条件の求人が見つかる?】求人が多くなる時期
- 【お得な転職を実現】ボーナスをもらってから転職する1月・7月
- 【未経験転職でも安心!】研修が受けられる4月
【好条件の求人が見つかる?】求人が多くなる時期
1年の中で企業の採用活動が活発になる時期があります。採用が活発な時期であれば求人数が増え、自分の希望に合った求人やより好条件の求人に出会える可能性も高くなります。
各職場によって求人が多くなるタイミングは少しずつ異なるので、それぞれ見ていきましょう。
調剤薬局・ドラッグストアの求人が多くなるのは4~5月
※当サイト調べ
調剤薬局やドラッグストアは人手不足が続いており、1年を通して求人数が多いため、いつ転職活動を始めてもそれほど差はありません。
その中でも4月は年度切り替えのタイミングで後任補充がされるため、市場に出る求人数が多くなります。よって3月から4月にかけて転職活動を行うとより良い条件の求人を見つけられる可能性が高まります。
病院の求人が多くなるのは4月
※当サイト調べ
病院は薬局やドラッグストアに比べて施設数が少ないうえ離職率も低いため、転職市場に出てくる求人は1年を通して非常に少ないです。
しかし4月に退職者の穴埋めをするための応募枠が増える時期がきます。そのため病院に転職をしたい場合は4月のチャンスを逃さないようにしましょう。
企業の求人が多くなるのは1~4月
※当サイト調べ
企業も病院同様、求人数が一年を通して少ないのが特徴です。
企業の場合、社内体制を整備するために2~3月に採用活動を活発化させます。1月頃から徐々に求人が増えてくるので、12月末あたりから求人を探し始めるのがおすすめです。
3~4月は求人数が多くなる一方で、ライバルの数も増えます。経験豊富でスキルに自信がある人にとっては選択肢が増えるいい時期ですが、そうでない人にとっては転職の難易度が上がってしまうともいえます。
第二新卒やブランク明けなど、スキルにあまり自信がない人はこのタイミングでの転職は避けた方がいいかもしれません。
【お得な転職を実現】ボーナスをもらってから転職する1月・7月
ボーナスはもらえるならもらっておきたいと誰もが思うことでしょう。ボーナスをもらった後の1月・7月は転職時期としておすすめです。
注意したいのは、退職を伝えるタイミング。ボーナスをもらう前に退職を伝えてしまうと、ボーナス額を減らされてしまったり、場合によってはボーナスをもらえないなんてケースもあるようです。
まずは「在籍予定の場合のみボーナス支給」など、ボーナスについてのルールが就業規則に記載してあるかを確認しましょう。もしない場合は、ボーナスをもらった後に退職を申し出るなど工夫が必要です。
【注意点】
ボーナスをもらうことに一生懸命になりすぎて、転職のチャンスを逃してしまうことがあるので注意しましょう。
応募企業が希望している入社時期よりもボーナス支給を優先して不採用になってしまったり、十分な引継ぎができずに周りに迷惑をかけてしまっては本末転倒です。
何のために転職をするのかを見失わず、転職する時期の候補の一つとしてボーナスの取得を考える方が健全です。
【未経験転職でも安心!】研修が受けられる4月
大手の調剤薬局やドラッグストアなど、研修制度が整った職場に転職をする場合、3月末に入社をすることで4月から新卒の薬剤師と一緒に研修を受けられる場合があります。
研修をしっかり受けることで職務内容を理解でき、転職後問題なく順応することができます。特に「転職をするのがはじめて」「未経験分野への転職」などといった場合にはこの時期の転職がおすすめです。
【注意点】
全ての企業が研修を実施しているわけではありません。
3月末は入社する人が多くなる・季節柄繁忙期であることによって、サポート体制が手薄になってしまう場合もあるため、この時期を避けた方がいい場合もあります。
応募企業の研修体制をよく確認してから転職をするようにしましょう。
薬剤師がおすすめの時期に転職するにはいつから準備をすればいいの?
薬剤師の転職の場合、目指す職場にもよりますが転職活動を始めてから次の職場に移るまでに約1~2ヶ月の時間がかかります。
おすすめの時期に転職をしたい場合は、2ヶ月前くらいから準備を始めると無理なく転職を進められます。
薬剤師が転職時期にこだわりすぎるのは危険
ここまでおすすめの転職時期をご紹介してきましたが、転職に適した時期は個人によって異なり、ご紹介した転職時期にあなたが行きたい企業の求人が出るとはかぎりません。そのため転職時期にこだわりすぎるのは危険なのです。
まずは自分が転職したいと考えたタイミングを大事にしたうえで、ベストな転職時期はいつなのかを見極めましょう。
時期に関わらず好条件で転職するには薬剤師転職エージェントを活用する
薬剤師転職エージェントを上手に活用すれば、おすすめの転職時期を待つことなく好条件の求人を見つける可能性が上がります。
転職エージェントは通常の求人サイトには掲載されていない「非公開求人」も保有しており、公開すると応募が殺到してしまうような好条件の求人を、転職サイトに登録した求職者にのみ紹介してくれるのです。
また「おすすめの時期を待ちたい」という方も、あらかじめ転職サイトに登録しておいた方がよいということをご存知ですか?
登録をすれば毎回自分で求人をチェックをしなくても自分に合った求人を知ることができるので、今すぐ転職はするつもりがないという方でもいい求人を逃すことがありません。
担当のコンサルタントに「いい求人が出たら転職をしたい」という旨を事前に伝えておき、求人が出たタイミングでメールや電話で教えてもらいましょう。
おすすめの薬剤師転職サイト3選
転職サイトにも多くの種類が存在し、サイトごとに特徴が大きく異なります。そのためどのような特徴があるのかを把握し、自分に合う転職サイトを選ぶことが大切です。
転職サイトを選ぶ際には「求人数」「強い職場」「転職までの時期」をチェックすることをおすすめします。
「転職までの時期」って何?
転職サイトによってサポートスピードが異なります。
サポートスピードが早い転職サイトでは登録後すぐに求人紹介をしてくれるため、すぐに転職したい人にはメリットといえます。
一方ですぐに転職する気がない人にとっては、「コンサルタントが強引に転職を勧めてくる」というデメリットにつながってしまうのです。
こうしたミスマッチを起こさないようにするために、自分が転職したい時期と転職サイトのサポートスピードが合った転職サイト選びをしましょう。
おすすめの転職サイト | 求人数 | 強い職場 | 転職時期 |
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マイナビ薬剤師![]() |
55,953 | ドラッグストア 企業 |
~半年 |
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ファルマスタッフ![]() |
41,978 | 調剤薬局 | ~半年 |
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薬キャリ![]() |
29,363 | 病院 調剤薬局 |
~3ヶ月 |
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※2022年6月時点ココファーマ調べ
【コラム】薬剤師が気をつけるべき転職時期は月だけではない?
おすすめの転職時期というと「何月に転職するのがいいのか」と考える方が多いのですが、「何歳で転職するか」や「あと何年たったら転職するか」など、年単位のタイミングも非常に重要です。
最後に月以外の転職時期に関して気をつけるべき点をいくつかご紹介します。
子どもを産むために正社員からパートや派遣に転職する場合
派遣やパートなどの非正規雇用で転職をする場合、雇用されて1年以内は育児休暇を取得できません。
そのため非正規雇用に変わる場合は、転職後1年間は子どもを産まないという決断をするか、一度退職をして子どもが大きくなってから復職をするか選ぶ必要があります。
ブランクがある場合
ブランクの期間が長くなってしまうと、企業が採用しづらくなる・新薬などの新しい知識についていけなくなる可能性が高いです。
職場にもよりますが、ブランクを気にせず転職できる期間はだいたい2年間です。2年を超えないうちに復職ができるように準備を進めるといいでしょう。
転職したばかりの場合
「転職した先の職場と合わなくてすぐに転職したい」
このような場合、すぐに転職していいのか非常に迷いますよね。
転職を短期間で繰り返してしまうと、採用担当者から「すぐ辞めてしまうのではないか」と怪しまれ、書類選考が通りにくくなったり、キャリアに一貫性がなくなり年収が上がりにくくなるなどのデメリットがあります。よって基本的には1年間は転職しない方がよいでしょう。
ただしひどいパワハラやいじめを受けているなど過酷な状況下で働いている場合、必ずしも我慢しながら働くことがいいこととはいえません。転職エージェントに相談をしてみましょう。
おすすめの薬剤師転職サイト
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